中古物件に目が向きだした不動産市場

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最近、首都圏では大規模再開発する地域が殆どなくなってマンション建設に適する用地確保が厳しくなっているようです。このため、ディベロッパーは確保した用地には経営資源を集中して住戸を多くできる高層マンションの建築を行う意識を強く持っています。但し、高層マンション建設には耐震化、省エネ化等、建物を高規格化する必要性があり、販売価格は自ずと高くなってしまうわけです。東京オリンピック関連施設の建設が集中し始めた頃から東京圏の不動産市場では新築分譲マンションの売り出し価格が高騰して、売れ行きが大きな落ち込みを続けています。ところが、新築マンションの販売落ち込みの傍らで中古市場が賑わっているわけです。新築物件に比べて中古のマンション売却物件の安いことが中古市場人気の理由になっているといえます。一昔前までは中古マンションは人気が高くなかったので安く売られてきた背景があります。このため、築年数や周囲の相場次第とはいえ、現在でも新築物件と比べると依然として大幅な割安感がある状況です。ところが、新築物件の価格が急騰しだして中年サラリーマンがたやすく手を出すわけにいかなくなり、顧客の目が中古市場に向きだすようになりました。すると、立地条件や生活環境の良い地域の中古物件は値上がり基調に転じてきました。こうした中古物件市場の賑わっている状況を見て中古の売り物件が市場に出ると住宅リフォーム会社がさっさと購入してしまう傾向が出ています。

当たり外れのリスクを負う中古物件購入

マンション

中古のマンション売却は新築物件と違って設備や機器類が使い古されたもので、部屋内が汚れていたり、変色や劣化していることが多いものです。そこで、購入者が購入すると業者に設備や機器類の交換あるいは改修工事をしてもらうケースが多いわけです。リフォーム業者が顧客のこの行動を事前に察知して自らの仕事に取り込んで収益を上げようとしているわけです。一般的な顧客が市場に出た中古物件を気に入っても購入を検討しているうちにリフォーム業者に買われてしまうほどの人気ぶりです。リフォーム会社は部屋内を新築同然にリフォームして再度、中古市場にて自社物件として売却すると顧客は新築物件と比べて大幅に安い価格で買えるわけです。昨今は住まいを持とうとすれば殆どの人が住宅ローン借入に頼っていますが、重いローン返済を避けられる中古のマンション売却物件であれば大助かりの気持ちになるはずです。ここに中古物件人気の理由が存在しています。また、定期的な保守、点検を続けていれば中古物件の躯体は5,60年位、問題なく使えるはずです。但し、中古のマンション売却物件が管理状況次第で当たり外れのリスクの伴うことを認識しておくことが必要です。

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